「あごのズレ」シリーズ①_「あごのズレと頭痛」

こんにちは

顎関節症をインビザラインで治療することをやり続けて10年、表参道のパルフェクリニック・医科歯科の歯科医師です。

「顎関節症」とはその名のごとく、耳の前にあるあごの関節の位置の異常によって、日常生活に支障をきたしたり、痛みを伴ったりする症状が出る病気のことです。この関節は、まるでブランコのように下のあごをぶら下げているというのが、他の関節と大きく違うところです。下を向けば下のあごは前にでてくるし、上を向けば下のあごは奥へと下がります。ぜひ今、ご自分で上を向いたり、下を向いたりして確認してみてください。コツとしては、上下の歯はかみ合わないように少し離しておくことです。

下を向いたときは上下の前歯が当たりやすくなり、上を向けば上下の奥歯が当たりやすくなるでしょう。首の角度でこんなにもあごの位置は変化します。さらに口が開きにくくなったり、大きく開けられたりできる変化も感じると思います。

開いたり閉じたり、前へ行ったり後ろへ下がったり、さらには右へ行ったり左へ行ったり・・・こんな関節は身体の中の他の部分には見られません。逆に言えば、このあごを吊り下げたり動かしたりするために実に多くの筋肉が働いているからできる動きだと言えます。特に二つの大きな筋肉が下のあごを吊っています。一つは下の顎(あご)とほほの骨を、もう一つは下のあごとこめかみの後ろ辺りの頭蓋骨をつないでいます。

例えば、あごが右にズレているとしましょう。右の筋肉は縮んでいて、左の筋肉は伸びた状態になっています。そうすると、縮んだ筋肉の方の血管は強く押さえつけられ、顔や脳へ行く血の巡りが悪くなってしまいます。すると片頭痛の原因になったりします。また顔の周りの神経も押さえつけられて、顔や頭にしびれや痛みを感じたりします。

身体の筋肉は、すべて一本一本バラバラではありません。「筋膜」というもので覆われて、繋がっているのでうす。だからあごのズレのせいで、あごの筋肉のバランスが崩れ、そして頭の周り、首や肩の筋肉、背中の筋肉から太ももの筋肉へと影響が及び「張り」が出たりします。そして各筋肉の痛みやコリとなっていきます。

「肩凝ってますねぇ」「首がパンパンですねぇ」「背中の筋肉張ってますねぇ」となります。あなたは整体、鍼灸の先生に助けを求めるでしょう。あるいは整形外科の先生や理学療法士の先生かもしれません。一時は良くなってもまたぶり返したりします。「すぐ肩凝って、いつも頭痛が絶えないよ~」とあなたは友人に言っているかもしれません。

しかし「顎関節症」の前触れの「頭痛」かもしれません。「あごのズレ」が最初の原因かもしれません。だからボクは透明なマウスピースを使った矯正の一つ「インビザライン」で歯並びを治し、この嫌な「頭痛」を治してきました。開かなくなった口を、開けられるようにしてきました。その経験を10年以上積んできました。自信を持って言わせて頂きます。インビザラインの可能性を誰よりも理解し、誰よりも「歯並び」以外のことも考えたご提案が可能です。

当院のホームページやインスタの動画を見て頂いた方も多いと思います。「歯並び「だけ」が治ればよい?」と皆さんに訴えかけています。もう「歯並び」を「キレイに」する「マウスピース矯正」は多くのクリニックで導入され、どこででも出来るといってもいいくらいです。しかし、それ以上のものを求める時代です。「歯並びだけでない『全身のバランス』を考えた治療を実現するため、『医科歯科連携体制』」を求められる時代にシフトしているのです。

当院のホームページやインスタをご覧いただき、「こんなことが出来るの?」と思われたら、是非、ボクにご相談ください。一緒にあなたの「悩み」を解決するお手伝いをさせて頂きます。

では、クリニックでお待ちしています。