一般的に考えられる
リスクや副作用
ホワイトニング施術
- ホワイトニング剤によって歯の表面が刺激され、一時的に知覚過敏が生じることがあります。
- ホワイトニング剤が歯ぐきに触れると、炎症や痛みが起こる場合があります。
- 過度なホワイトニングはエナメル質を傷つける可能性があります。
- ホワイトニング後に歯の色が均一にならず、ムラが生じることがあります。
- 処置後に一時的な不快感や違和感を感じる場合があります。
- 効果が永続的ではなく、時間とともに元の色に戻ることがあります。
- 虫歯や歯周病がある場合、ホワイトニングが適用できないことがあります。また、人工物（クラウンやベニア）には効果がありません。
- 無カタラーゼ症の方は、過酸化水素を分解することができないため、進行性口腔壊死などの症状につながる可能性がありますので施術できません。
セラミック治療
- セラミック治療は保険適用外の場合が多く、費用が高額になることがあります。
- 時間が経つと、天然の歯の色とセラミックの色に差が生じることがあります。
- セラミッククラウンやインレーは、他の修復物と同様に定期的なメンテナンスが必要であり、永続的な解決策ではありません。
矯正治療
- 矯正装置によって歯が動く際に、痛みや不快感が生じることがあります。特に装置の調整直後に感じやすいです。
- ブラケットやワイヤーが口内の粘膜に当たり、炎症や口内炎、傷ができることがあります。
- 矯正治療によって、歯の根が短くなる「根吸収」が起こる場合があります。これは永久的な影響を与えることがあります。
- 矯正装置が歯肉に影響を与え、歯肉が後退するリスクがあります。
- 矯正治療後に歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こる可能性があります。リテーナーの装着が必要です。
- 矯正装置の周りにプラークがたまりやすく、適切な口腔ケアが行われないと歯の着色や脱灰（エナメル質のカルシウムが失われる）が起こることがあります。
- 矯正装置の素材に対してアレルギー反応を起こす場合があります。
- 個々の歯の動きや患者の骨の状態によっては、治療期間が予定よりも長引くことがあります。
- 矯正治療は保険適用外の場合が多く、費用が高額になることがあります。
入れ歯
- 入れ歯装着直後は異物感や圧迫感を感じることがあります。慣れるまでに時間がかかる場合があります。
- 入れ歯装着によって、一時的に発音が不明瞭になることがあります。特に「サ」や「タ」などの音が出しにくくなることがあります。
- 硬い食べ物や粘り気のあるものが食べにくくなることがあり、食事の際に違和感を感じることがあります。
- 入れ歯が歯ぐきに合わない場合、痛みや炎症が生じることがあります。特に長時間装着した場合に顕著です。
- 入れ歯が合わなくなると、話したり食べたりする際にズレたり外れたりすることがあります。これは歯ぐきや顎の骨の変化によるものです。
- 入れ歯装着によって顎の骨が次第に吸収され、骨の量が減少することがあります。これにより、入れ歯の安定性が低下します。
- 入れ歯の素材に対してアレルギー反応を起こすことがあります。特に金属やアクリルに対するアレルギーがある場合です。
- 入れ歯は毎日の清掃が必要で、手入れを怠ると細菌の繁殖や口臭の原因になります。
- 入れ歯の装着によって味覚が変わることがあります。特に上顎の入れ歯が味覚を感じる部分を覆う場合です。
- 部分入れ歯が他の歯に引っ掛けられることによって、健康な歯に負担がかかり、損傷や虫歯のリスクが増えることがあります。
インプラント
- 手術中や術後に感染が発生する可能性があります。また、手術部位の腫れや痛みが生じることがあります。
- 体がインプラントを異物とみなして拒絶反応を起こす場合があります。
- インプラントが骨にうまく結合しない（オッセオインテグレーションの失敗）ことがあります。これは喫煙者や糖尿病の方に多いリスクです。
- 下顎にインプラントを埋め込む際、神経を傷つけるリスクがあり、麻痺や痺れが生じることがあります。
- 上顎にインプラントを埋め込む際、上顎洞を損傷するリスクがあります。これにより副鼻腔炎が発生する可能性があります。
- 骨の量が不足している場合、インプラントを安定して埋め込むことが難しく、骨移植が必要になることがあります。
- インプラント周囲炎（インプラント周囲の歯ぐきや骨の炎症）が発生するリスクがあります。これは適切な口腔ケアが行われない場合に多く見られます。
- 手術後に一時的な不快感や腫れ、痛みが生じることがあります。
- インプラントの材料に対するアレルギー反応が稀に発生することがあります。
- インプラント治療は高額であり、保険適用外の場合が多いため、経済的な負担が大きくなることがあります。