人工の歯根を埋入して
天然歯に近い使い心地を

金属ではない審美性の高いジルコニアインプラント

ジルコニアインプラント

当院ではジルコニアインプラントによるインプラントを行っています。現在、歯科治療で使用されているインプラントのほとんどはチタン製です。チタンは金属の中で最も生体に親和性があると言われている材料ですが、最近、チタンでも金属アレルギーの症状を起こす方がいるということが学会で発表されています。そこで、メタルフリー(金属を使用しない)治療に力を入れている当院では、チタンの代わりにジルコニアを使用したインプラントを推奨させていただいております。日本では、ジルコニアインプラントを行っている医院はまだまだ少ないですが、金属アレルギーをお持ちでインプラント治療に二の足を踏んでいた方や、あごの骨に金属を埋め込むことに抵抗感を感じられていた方は当院までご相談下さい。

All-on-4(オールオンフォー)

All-on-4(オールオンフォー)は、片顎全体の歯を4本の最小限のインプラントで固定する治療法です。従来の方法では約10本のインプラントが必要でしたが、All-on-4は費用や身体的負担を減らすために最小限のインプラントを使用します。入れ歯を使用している人でも、数本のインプラントを埋め込むことで天然歯と同等の噛む力と見た目を取り戻せます。骨量の少ない場合でも、骨造成を必要とせずに骨の豊富な箇所にインプラントを埋め込むことができます。手術当日には仮歯が入るため、歯のない状態で困ることや噛むことができないことはありません。

フラップレスインプラント

フラップレスインプラントは、通常のインプラント手術と比較して、歯茎を切る必要がほとんどなく、小さな穴を開けてインプラントを埋め込む治療法です。フラップレスインプラントは、より快適な手術体験を提供し、治療時間を短縮するという利点があります。また、サージカルガイドの使用により、インプラントの位置や角度が正確に決定されるため、成功率が高まるとされています。

イミディエイト・ローディング(即時負荷)

イミディエイト・ローディングは、インプラント手術の当日に仮歯を装着する治療法です。見た目と噛む機能の回復が早く、患者様の負担が少ない方法ですが、高度な技術が必要であり、対応できる医院はまだ少ないです。当院ではCT撮影や院内技工も行っており、治療後の審美性にも配慮しています。ただし、あごの骨量や骨質、歯茎の状態によっては即時負荷が難しい場合もありますので、まずはご相談ください。

他医院で断られた方もご相談下さい

他院でインプラントを断られて場合にも、まずは当院までご相談下さい。骨が足りないといった理由の場合には、サイナスリフト、ソケットリフト、再生療法なども可能です。

サイナスリフト

サイナスリフトとは、上あごの歯槽骨の薄い部分の上顎洞底部に、骨の移植をしたり、再生療法などで骨造成を誘導する治療法です。サイナスリフトは、骨造成が多くできる事と、目で確認しながら手術できるというメリットがありますが、反面、手術の難易度が高い事、骨が出来るまでに6ヶ月~1年かかるため、患者様の精神的、肉体的な負担が大きい事というデメリットもあります。その為、骨を多く再生する必要がある場合(歯槽骨の高さが5ミリ未満の場合)にサイナスリフトを使い、歯槽骨の高さが4ミリ以上ある場合は、次で紹介するソケットリフトを用いることが一般的です。

ソケットリフト

ソケットリフトもサイナスリフトと同じように、上あごの歯槽骨の薄い部分の上顎洞底部に骨を作る治療法ですが、サイナスリフトが歯が生えていた部分の側面の歯ぐきからアプローチするのに対し、ソケットリフトは歯の生えていた部分、もしくは歯を抜いた時に出来た穴からアプローチすると言ったその手法の違いがあります。この手法を採用すると、骨の移植と同時にインプラントを入れることが出来るため、サナスリフトよりも短期間で治療を終えることができます。ただし、骨を作れる範囲が限られるという事、治療を受けられる人が限られるというデメリットもあります。

再生療法(CGF)

CGF療法とは、患者さまご自身の血液を採血し、その血液から濃縮した血小板を採取して手術部位に填入することで組織再生を促す再生療法のことを言います。採取した20~30CCの血液を、ある一定の速度で遠心分離することにより、血小板とフィブリンを多く含んだゲル状の自己血液由来成分が形成されます。このCGFゲルは、従来使用してきたPRP (Platelet Rich Plasma)にかわる、新しい自己血液由来成分のゲル素材として再生医療分野での応用が期待されています。血液中の凝固因子を刺激することで自然にフィブリンが形成されることで、従来のPRPとは異なり血液凝固剤等の他材料を混合する必要がありません。そして、サイトカインを多く含み、長時間ゲル状態を維持することができることで、手術部位の安定に大きく役立ちます。患者さまご自身から採取する血液ですので、安心して使用できる技術です。

麻酔専門医による静脈鎮静法も可能です

静脈内鎮静法とは、精神安定剤を静脈に点滴していく方法で、点滴開始後1~2分ぐらで眠ってしまう場合がほとんどです。完全に眠っているか、まどろんだ状態で治療を行いますので、痛みや不快な音などはほとんど気にならなくなり、「いつの間にか治療が終わっていた。」と感じる方がほとんどです。痛みが苦手な方はもちろん、どうしても手術が怖いという方や、歯科恐怖症の方でユニットに座ることすら困難な方の場合でもリラックスした状態で安全に治療を受けることができます。非常に専門的な知識が必要になってきますので、この治療法を取り入れている歯科医院はまだまだ少ないのも実情ですが、当院では麻酔専門医と連携し、ご希望に応じて処置を行っております。今まで、歯科医院が怖くてまともに治療ができなかった。歯がボロボロになってしまった。という方もお気軽にご相談下さい。