足元から
全身の歪みを改善
インソール
足元の歪みは噛み合わせに影響が出ることがあります
人間の足は体積のわずかな「3%」で、残りの「97%」を支えています。例えば、体重が60kgの人が1日平均で7,500歩歩く場合、足にかかる負荷は約540tに相当します。これはアジアゾウの体重4.2t、アフリカゾウの体重8.5t、東京ドームの重さ400tと同等です。このような比較からも、人間の2足歩行には非常に大きな負荷がかかっていることがわかります。
足の歪みは全身に影響することがあります
足は全身を支えているため、変形しやすく、80%の人が足腰の痛みなどを経験しています。足の歪みがあると、全身のバランスが崩れ、足首、膝、腰、首といった順でズレが生じます。最終的には顎の位置や歯並び、噛み合わせにも影響を及ぼすことがあります。さらに、足は全身のバランスを保つために重要な役割を果たしており、バランスが悪くなると転倒しやすくなることもあります。
体の歪みを補正する「インソール」
当院では、足元から正しい姿勢や噛み合わせを改善するために、インソールを活用しています。インソールは足の骨格構造を補正し、適切な姿勢を促す役割を果たします。これにより、噛み合わせや体の歪みを効果的に改善することが可能です。インソールの使用により、よりバランスの取れた噛み合わせと健康な姿勢を実現できます。
妊娠中のインソール
出産経験によって引き起こされる重い外反足や産後の肩こり、腰痛などは、体の歪みに関連していることがあります。米国の足の専門医は、出産を通じて足の骨格構造をリセットする機会があると述べています。妊娠中に機能的なインソールを使用することは効果的です。インソールは足のアーチをサポートし、適切な姿勢を促すためのサポートを提供します。これにより、妊娠中の体の歪みや負担を軽減し、快適な状態を維持することができます。妊娠中のインソールの使用は、足の健康と全身の調和に役立つと言えます。
子供のインソール
子供は6歳くらいまで足の軟骨が多く、不安定な状態です。また、12歳から16歳頃までは歪みが生じやすい時期と言えます。子供にとってインソールは、矯正の役割も果たすことから、米国の足の専門医師は幼少期にインソールの使用を推奨しています。幼少期の段階での装着は、足の骨格や姿勢の発達をサポートし、歩行や足の発育に良い影響を与えると考えられています。適切なインソールの使用は、子供の足の健康を促進し、将来の足の問題を予防する上で重要です。
インソールの流れ
①計測
米国特許を取得した三次元足圧測定機「3DOシステム」で、足の三次元データを取得します。
個々の足を、適正な状態である「ニュートラルポジション(中立位)」へと導き足元から、身体パフォーマンスと身体バランスをサポートするためにこの計測がとても重要です。
②解析
静止時と歩行時両方の足圧を三次元で計測したデータを、コンピューターで解析することで、足をできるだけ本来の骨格構造に導く機能をもたせたインソールの設計書を算出します。
③製造
設計書を元に、高い技術を誇るインソール専門の職人が、1足1足手作り(オーダーメイド)で仕上げていきます。
④完成
完成したインソールを実際に使用してもらい、フィット感などを確認していただきます。